竜王戦三浦九段挑戦者出場せず。新挑戦者は丸山忠久九段!



◆日本将棋連盟(谷川浩司会長)は12日、15日に開幕する第29期竜王戦七番勝負の渡辺明竜王の挑戦者に決まっていた三浦博之九段が竜王戦に出場しないことになり、挑戦者が丸山忠久九段に変更されることになりました。

 

◆どうして出場しないの?

日本将棋連盟は、三浦九段が対局中に席を離れることが多いことについて、三浦九段に聞き取り調査をし、三浦九段はそのような疑念を持たれた状態では対局できないとのことで、竜王戦に出場しないことを申し出たということです。しかし期限までに休場届が出されず、タイトル戦の開催が迫っており、混乱を避けるため連盟は年内の公式戦の出場停止処分としたとのこと。

 

◆どうして離席が悪いの?

連盟が離席が多いことを調査対象にしたのかは、最近電脳戦などで将棋ソフトの進歩が目覚ましい状況にあり、プロ高段者が負けるほどの強さを持っていることが背景にあるようです。将棋ソフトやスマートフォンの普及により、不正行為があったのではということのようです。将棋連盟はプロ公式戦で棋士がソフトを用いて対局する不正行為を防ぐ対策を検討して、その対策として、対局室へのスマートフォンなど電子機器の持ち込み禁止や、対局中の外出禁止という規制策を決め、5日に発表したばかりのことでした。

 

◆三浦九段は第67期棋聖戦(平成8年)で、羽生善治7冠から棋聖を奪って全7冠の一角を崩したことで有名なトップ棋士。今回の調査では、三浦九段は「別の部屋で体を休めていた」と話しており不正はしていないと主張し、今後の対応について弁護士と相談するとしているとのこと。

今回の事件は、一将棋ファンとして、三浦九段の不正はなかったと信じています。ただ、そのようなことが疑われるほど、将棋が人間の手を離れてしまっていることに寂しさを感じます。「棋士の使命は将棋の真理の探究である」と言われた升田幸三の時代から大きく変貌してしまったことに誠に残念です。

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