パターにおける至言に出会う
『パットは練習するほどうまくなる。それには、何時間立っていても疲れない姿勢を見つけることだ』
この言葉を読んだとき、ハッとしました。ちょうどパターを練習していて腰が痛くなったりしたことがあり、この言葉は至言だなって思いました。
この言葉を言ったのは、ジョージ・ローという人です。彼は、パターの名人です。
ジョージ・ローの話を伝えたい人
この言葉は、パターを苦手にしている方に伝えたいです。パターがうまくいかずに悩んでいる人にこそ、この言葉は刺さると思います。というのは、パターに悩んでいる人は、私も含めてそうですが、練習が足りていないことが多いと思います。
もし練習が足りていると思っていても、ジョージ・ローのこの言葉に見合うだけの練習をされている方は少ないと思います。先のジョージ・ローの言葉がすごいのは、何時間も練習していなければ気づけないことだからです。
この言葉は、立っていることができないくらい疲れるほどパターの練習をした人でなければ気づけないことだと思います。なので私も含めてなのですが、一度、パターの練習を長時間腰が痛くなるくらいに練習してみれば、少しでもこの言葉の意味を理解することができると思います。
ジョージ・ローを知ったきっかけ
この言葉を発したジョージ・ローなる人物は一体どんな人なのか?私も実は全く知りませんでした。なぜこのジョージ・ローという人物を知るに至ったかについては、ほんとに偶然でした。
ある時、中古ショップで、見慣れないパターを見かけたことがきっかけです。私はL字パター好きなのですが、中古ショップに行くと、必ずL字パターを探します。ほとんどないのですが、たまにあるときは、宝物を発見した気持ちになります。
そもそも、ゴルフ5とかビクトリアゴルフとか、中古クラブの販売コーナーがないところでは、L字パターを見かけるのは稀です。
そんなあるとき、珍しいパターを見つけたのです。下の写真がそれです。

この写真を見ていただくと分かりますが、L字パターの底面に文字が書いてありますが、あまりに達筆すぎて読み取ることができませんでした。それで実はあとで調べてみようと写真に撮った次第です。
この文字、『George Low』と書いてあることが(たぶん)分かりました。この名前からいろいろ調べていって、ジョージ・ローという人物に興味を持ちました。
ジョージ・ローってどんな人?
ジョージ・ローは、スコッティキャメロンのように、バターのデザイナーさんかなってはじめは思いました。しかし、ジョージ・ローは、デザイナーでもありますが、プロゴルファーであり、パットを教える先生でもありました。
パットを教えるといっても、教える相手が有名どころのプロゴルファーです。そのうちの一人にジャックニクラウスがいたことは有名です。ニクラウスの勝利に貢献したほどのパターの名人だと言えるでしょう。
ジャックニクラウスが愛用していたパターは、『(ジョージ・ロー ウィザード600 スポーツマン(George Low Wizard600 Sportsman)』です。これをヤフオクで探すと、復刻版でさえも飛んでもない価格(10万円以上)で出品されていたりします。
インターネットでは見つかりますが、実店舗の中古ショップではまずお目にかかったことがありません。ジャックニクラウスがこのジョージ・ローのパターで勝利したからこその評価ですね。
まとめ
ジョージ・ローという人物は、パターにおいて絶大なる才能を有していた人物だということがお分かりいただけると思います。そのジョージ・ローの言葉は、パターがうまくなりたいゴルファーに参考にならないわけがありません。
今回のこの至言、『パットは練習するほどうまくなる。それには、何時間立っていても疲れない姿勢を見つけることだ』。
この言葉に従ってもっとも自分にあったアドレスを探し出すことがパターを選ぶよりも大事なことなのでは?と思いました。
大変高価なパターを探し求める旅を始める前にできることがあると、『運命のパター探しの無限地獄から抜け出すために見直すためのアイテムとは?』の記事にも書きましたが、一生かけてゴルフをうまくなると思えば、長時間立っていても疲れない姿勢を見つけてからパターを変えてみても遅くない、むしろ早いのではないでしょうか。
あなたのゴルフライフが楽しいものでありますように!(*^_^*)!