ベンホーガンの合理的なスタンス。ボールの位置と左足はいつも同じ。



ベン・ホーガンのスタンス

ベン・ホーガンのグリップアプローチについて別の記事で取り上げました。こちらの記事ではスタンスについて記事にしようと思います。

ベン・ホーガンの著書『モダン・ゴルフ』です。ここに、スタンスについて書かれています。まずその画像をご覧いただければと思います。

<ベン・ホーガン スタンス>

ベン・ホーガンモダン・ゴルフの134ページから引用

一部、自分流にアレンジして、番手の目印を入れました。一番右の右足は”D”でドライバーの意味です。一番左の右足の”P”はピッチングウェッジです。

このスタンスの図を見て分かると思いますが、ショートアイアンではスタンスはオープンに、ドライバーとか長いクラブではクローズスタンスに構えています。

アドレスで右足をボールに少し近づけるのである。

・・・

スウィングアークの長さが規制されるからである。その結果、距離をある程度犠牲にすることになる。アークが短いと、クラブのスピードはさほど速くならない。しかし、距離で損をした分は、方向性で十分以上に取り返すことになる。

当然のことながら、ショー トアイアンのショットでは、正確性こそ最優先的に考慮すべき事項なのである。

ベン・ホーガン『モダン・ゴルフ』の133ページから引用

 

抜粋して引用しましたが、このようにベン・ホーガンはスタンスを考えていることがわかります。この構え方をはじめて知ったとき、なるほどって思った記憶があります。

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現在のと異なる考え方

しかし、モダン・ゴルフよりも新しい、現在のゴルフ参考書では、スタンスを広くするか狭くするかの幅の違いしかなく、オープンかクローズは特に指定してなくて、スクエアスタンスを基準としています。

これってどっちが正しいんでしょうか?

この答えは、一概にどっちと決めることはできないと思います。ベンホーガンの時代に使用していた道具とかも現代とは異なっているでしょうし。

実際にテレビとかで見てもベンホーガンのように構えているプロがいるのかと言うと、少数派である気がします。

しかし、あらためてホーガンのスタンスの解説を読み返してみると、これが本筋なのではないかと思えてくるので不思議です。ちなみに私はホーガンのスタンスを実践しています。

ボールと左足の関係性

ベン・ホーガンがボールの位置について重要視した一節がありますのでそちらも抜粋します。

すべてのスタンダードなショットの場合、左足に対するボールの位置は変わらない(私は、ボールを2センチから3センチだけ左かかとの内側、つまり右足寄りに置く)。しかし、正確を期すために、ボールをそれよりも少し前、あるいは後ろに置いて、実際に打ってみるといい。ボールの位置は、個々のプレーヤーのスウィングの最下点によって異なる。しかし、どんな場合も左足とボールの相対的位置関係は変わらない。

ベン・ホーガン『モダン・ゴルフ』の132ページから引用

 

この記述から、ベンホーガンは、左足とボールの位置を相対的には同じ位置だと考えていたことが分かります。左足とボールの位置がリンクしているということは、意外と見過ごしてしまいますが、思ったよりも重要なことなのではないかと思います。

実際に、今流行りのスタンス理論で行くと、スタンスはスクエアのままで、ボールの位置をショートアイアンの場合で真ん中に置き、ボール1個ずつ左にずらして、左足かかと延長線上にドライバーの場合のボール位置が来ると説明しているのが多いと思います。

この考え方で行くと、左足とボールの位置は、クラブが短くなるにつれて、どんどん離れていってしまうことを意味します。つまり、現代の主なスタンスの考え方では左足とボールの位置は相対的に同じではないことになります。

対して、ベンホーガンのスタンスの場合は、左足とボールの位置関係は、図をあらためて見ていただきたいのですが、クラブが長くなっていっても、左足かかと線上から変化しません。

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ボールの位置はピッチングウェッジでちょうどスタンスの真ん中?

不思議なんですが、図に鉛筆で番手の”P”と書いてあるのがピッチングウェッジですが、このピッチングウェッジのところにボールがあるとして、その左足と右足をご覧ください。

オープンスタンスにしているから惑わされてしまいますが、かかとの線上に補助線を引いてみると、ボールの位置はちょうど真ん中にあります。

ショートアイアンでボール位置はスタンスの真ん中、というのは現代の理屈と同じなんです。異なるのは、球の位置ではなく、スタンスの向きということになります。

また、左足の爪先の開く角度も、実はショートアイアンになるにつれて少なくなります。ドライバーの時、左足の爪先の向きは相対的に大きな角度になるのが不思議です。

どれくらいオープンにすればいいの?

どれだけオープンスタンスにすればいいのか、という疑問が湧いてくると思います。このベン・ホーガンが薦めるスタンスの、敬遠されそうなところは、オープンとクローズの度合いが難しいから、ということが大きいと思います。

確かに、スタンスの向きはスクエアスタンスで一定ならば難しいことは何もないのですが、オープンとクローズの要素が絡んでくると、途端に難しくなるから不思議です。

私のやり方ですが、まずボールの位置はずっと左足の踵線上(どれだけ中に入れるかは個人差あり)で、一定にしておくことを決めておきます。

次に、ピッチングウェッジのボール位置とスタンスの向き(オープン度合い)を固めます。ちょうどボールの位置がスタンスの真ん中に来るようになる場所に右足を置いてみます。そうなると、どうしてもオープンスタンスになってしまいます。その場所が右足の置く場所です。

次に、5番アイアンを固めます。ちょうど、爪先同士を線で結ぶと、飛球線と平行になるように、右足を置きます。

これでピッチングウェッジと5番アイアンの二つの番手のスタンスとボールの位置が決まりました。あとは、これらを基準にして他の番手は、右足をずらして決めていきます。

いかがでしょうか?左足とボールの位置は相対的に変わりませんので、右足だけの問題ですので、かえってこちらの方が至ってシンプルに感じませんか?

もしスタンスに悩んでいる方は、ベン・ホーガンのスタンス、試してみてください。(#^.^#)

 

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