矢倉は大好きだけど大嫌いな将棋戦法だった。私が矢倉を嫌いだった理由。



矢倉を指しはじめた理由

私は矢倉が大好きです。矢倉を覚えたのは、矢倉を勉強しなさい、と近所のすごく将棋の強いおじいちゃんから言われたからです。でも最初は、矢倉はあまり好きではなかったんです。むしろ大嫌いでした。

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狙いがよくわからない矢倉

一番好きになれない理由は、「よくわからないから」。まさにこれでした。
例えば、向かい飛車は、もう狙いが明白ですよね。『飛車先を逆襲しますよ』って言ってます。
他には、棒銀。棒銀も狙いが明白です。『飛車先を突破させていただきます』って声が聞こえてくるようです。

いろいろ将棋の戦法はありますが、最初のころはどんな戦法があるのか分かりません。なので、これから指そうという初心者にとって、狙いがわかりやすいというのが最もとっつきやすいです。だから私はある程度将棋が好きになるまでは分かりやすい戦法を指すことをお勧めします。

矢倉はそういう意味で、まったく対極的です。全く狙いが分かりませんでした。最初に角道を自ら止めて角交換拒否です。次に飛車先から攻めるかと言えば、歩を伸ばすのは後回し。

飛車先を伸ばしてくるのを予想して▲77銀や△33銀と上がって守っても、いっこうに飛車先を伸ばして来ないので、何のために備えているのかわかりません。かえって▲25桂や△85桂の目標になってしまいます。

矢倉の囲いは安全なのか?

次に、嫌いな理由は、矢倉の玉の囲う場所です。矢倉は▲88玉か△22玉が定番の位置です。そこに入ることを入城と言ったりして、そこに囲えばひと安心って感じでいます。

でも本当にそこって安全なんですかって疑問です。だって敵の総大将である飛車の真正面で、しかも、端っこに接しているから香車まで攻めに使われてしまうんですよ。

誰がみたって、攻めの目標にわざわざなりに行くようなものです。敵の矢玉の飛んでくる位置に自ら進んでいくようなものです。

例えるならば、敵兵に囲まれることが明らかな城に総大将が籠りにいくようなものです。矢倉の定位置が安全でないならいったいどこに玉を置けばいいのか、そんな悩みです。

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守備の金が三段目で力発揮できる?

次に嫌な点は、矢倉の種類が金矢倉だとして、『どうして金が三段目に上がらないとダメなんだ?』って思うからです。

これは『一段金に飛車捨てあり』って言われるくらい、金は香車と同じで下段に入ればいるほど力を発揮する駒です。その駒が三段目って守備力減してないだろうかって思うんです。

金の位置が高いと飛車を交換した時に弱いです。横からの攻めに弱そうなのは見た目にも分かると思います。2段目に飛車を打たれると、横の守りは▲78金あるいは△32金しかいません。
しかもこの金には紐がついていません。取られたら玉で取り返すしかないんです。これってかなり囲いとして弱いですよね。
例えば美濃囲いや穴熊は、玉のそばの金銀を取られて、玉で取り返すような時ってないですよね。あれば相当ピンチです。だって囲いの外に引っ張り出された玉は、王手がかかりやすくなってしまうんですから。

角の使い方が不明

次に、どうやって角を使ったらいいのかわからない、です。これは攻め駒である角が、通常▲88や△22にあるのですが、▲79や△31に引いてそこから使っていきます。

この角は、交換したくてもなかなか交換できず、下手に交換すると、自陣に打ちこまれて飛車を取られてしまったりするので困ります。

飛車と違って使い方がイメージしにくい角は、将棋をはじめたての内は、効き筋を間違えたりしやすく、歩で殺されたりすると、もう、駒自体なくてもいいのでは?って思うくらい使い道に困る駒でした。

まとめ

矢倉は大好きだって言っておきながら、大嫌いな理由をたくさん並べてしまいましたが、共感してくださる方もいらっしゃるのでは。でもですね、これだけ嫌いだった矢倉が好きになるんですから不思議なんです。

次回は、こんなに最初嫌いな矢倉が大好きになったのかについて書きたいと思います。

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