矢倉を構成する金銀の重要度比較。78金、77銀、67金の守備力調査



矢倉囲いの特徴を考えてみた

矢倉の囲いの特徴について思いのたけを前記事に引き続いて叫びます。

矢倉、特に矢倉を先手番として語ります。金矢倉って67の駒が金だと金矢倉って呼ばれて、もしここが銀だと銀矢倉になります。

特に金矢倉に絞っていきますが、この金矢倉、金銀に注目すると金が2枚と銀が1枚で構成されます。

この駒の中で最も大事な駒は何か?答えは▲78金です。この金は、他の2枚の金銀よりも要となる駒です。どうしてでしょうか?

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どの駒が一番重要か?

この考え方についてですが、駒を一枚にして考えるのがよいと教わりました。

例えば、玉を88に置きます。まず、77銀を足します。次に、77銀を外して、67金を置きます。最後に、67金を外して78金を置きます。

3つの配置を見比べてみると一目瞭然です。78金が最も安定していると感じませんか?

因みに78金がない場合も示します。

横っ腹がガラ空きでなんかすーすーしますよね。

他の駒の場合はどんな感じ?

67金は玉から離れていますので論外です。77銀は、玉のこびんを守っていますが、玉の脇腹はガラ空きです。

そして銀よりも金の方が守備力が強いです。

総合して78金が最も守備に働く駒だとわかると思います。

次に守備力が強い駒というと77銀になると思います。これも考え方としては、88玉、78金を置いた状態で、77銀を置いてみます。

次に77銀を外して67金を置いてみます。すると77銀の方が玉の守りにバランスがよく効いていることが分かると思います。矢倉だけではなく、角換わりの将棋にも表れる形です。

ただ、囲いの優秀性は局面によって変ると思います。例えば玉が脱出することも視野に入れると、▲77玉から上部に玉が逃げることができるので、78金と77銀の組み合わせよりも78金と67金の組み合わせの方が価値が高い場合もあります。

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王手にならなきゃ放っておく!

78金、77銀、67金の順に要となる駒になります。

そしてこの78金が一番重要であると言うことから考えると、この78金をどうやって守るかが矢倉の守備の考え方になります。

この78金は、大事な駒だということは狙われやすいと言うことでもあります。例えば矢倉を指していると、この78金に対し、△69銀や△69角という手が頻繁に現れることに気付くと思います。

これはかなり厄介な手なんです。だって、78金が取られると、▲78同玉となって玉が露出するからです。

これも78金が一番大事な理由にもつながるのですが、他の77銀や67金は取られても玉が露出することはありません。

例えば▲67金を取られたとします。この時取り返すとすれば78金で取り返すことになりますが、王手でないので、別に放っておくこともできます。

一手を争う矢倉戦において、王手でなければ御の字ですね。王手ではないということが価値が劣る理由にもなります。

78金を守る駒とは?

次に、例えば▲77銀が取られたとします。この時、王手ですので何かの守備駒で取り返すことになりますが、玉以外の駒で取り返すことができますので、特に玉が露出することはありません。

このように玉が露出して引きずりだされる場合は、78金が取られた時に絞られるということが分かると思います。玉への影響度が最も大きいのが78金を取られたとき。だから78金が最も要の駒と言えます。

78金を取られたら取り返す駒があるのか?これが玉しかないことが矢倉の弱点です。このことを裏返すと、78金を守る駒が玉以外にあれば良いことになります。一見なさそうに見えます。しかし実はあるんです。

答えは次回に。チャオ!

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