優勝請負人キャディのゴルフ戦略を学ぶ。日常にも応用できる考え方。



イ・ボミを優勝に何度も導いたキャディ

清水重憲(しげのり)さんというキャディをご存知でしょうか。

男女ツアー計24勝、男女メジャー5勝に導いたキャディです。

その清水さんが本を出しています。

『プロゴルファーも知らない優勝請負人キャディのシークレット・メモ』

この本、これまでのゴルフの技術書とは、切り口が大きく違っていておもしろいって思ったんです。

だってキャディさんは一体どんな風に一緒にラウンドしているのか、興味ありませんか?

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戦略的視点を学ぶ

どうしてプロはキャディを帯同するのか?

プロはキャディ次第でゴルフのスコアは大きく変わることを知っているからですよね。

プロゴルファーの中にはずっと同じキャディを帯同している選手もいますしね。

清水さんは、この本の中でも、藤田寛之プロや田中秀道プロとのエピソードが書かれていますが、イ・ボミ選手とのコンビが特に有名ですね。イ・ボミ選手が賞金女王になって手のつけられないほどに強かった時、それを支えたキャディが清水さんです。

この清水さんの本を手に取ったのは、キャディの視点を持つことは、ゴルフのスイング方法などの技術的な面ではなく、コース攻略の技術や、ラウンド中の気持ちの持ち方など、今まで考えたこともないようなことを学ぶことができるのではと思ったからです。

予想に違わずこの本を読んでとても感銘を受けた箇所がたくさんあり、そのうちの一つをご紹介したいと思い記事にしました。

ゴルフは精神的スポーツである

心がとてもプレーに影響を与えるのはゴルフをやっていると痛感することだと思います。

この間のラウンドでのことです。

パットの調子がよくて、外す気がしない、そこまで言ったら傲慢ですが、そのくらい調子がよくて、とにかく2パットで上がって当たり前と思っていました。

好事魔多しとはよく言ったもので、そんな時、傾斜とか特になんでもないところの3メートルくらいのパットが、パンチが入って1メートルくらいオーバーしてしまいました。

返しのパットは外れるはずがないと思って打ちました。が、ボールがカップをクルリって回って、入りませんでした。まさかの3パットです。

いつもの自分は3パットは普通にしてしまうのですが、この時は、調子が良くて傲慢になっていました。

ショックで次のホールでも尾を引き、ティーショットはOB。大たたきをしてしまい、今までの良い流れはなんだったのかってくらい、思い通りに行きませんでした。

最後までうまくいかず、振り返って見ればその一度のパットの失敗が最後まで影響しました。

あのパットさえ入ってくれていればストスコア更新だったのに・・・。

今思い出せば、そんなにパットがスコンスコン入る方が私の技術ではありえないでしょうって思えるんですが・・・。

とても悔しい思いをしたはずなのですが、この思い出は、ずっと忘れていました。

しかし、清水さんの本の一節を読んで蘇ってきたのです。

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印象に残った一節

『ゴルフはラッキーとアンラッキーでできている』というタイトルと所に書いてあったんです。

・・・問題はラッキーをすぐに忘れてしまうこと。忘れるどころか多くの人は気づいてさえいません。・・・「ディボットに入らなくてラッキーだったね」みたいな言葉が出てくる人は、やっぱり強い。・・・ラッキーに気づかないままアンラッキーを忘れないのでは、決していい方向には回っていきません。

p108より引用

この一節を読んで、私はさっきの話を思い出しました。あのとき、もしそれまで入っていたパットがラッキーだったんだって思ってたら、あのスリーパットにあんなに拘ることはなかったのでは?

アンラッキーが忘れられないのは、ラッキーを忘れてしまうからだって気付かされたら、これはかなり自分のゴルフに役に立つ考え方だって思ったんです。

この言葉をずっと印象に残っていたから、そのあと毎日の中でも思いだしていました。

すると、日々の生活や人生にも影響する言葉だなって思えたから不思議です。

 

人生への活用

『ラッキーは覚えていない。アンラッキーはいつまでも忘れない。』

些細なことでイライラしたり、些細なことで不機嫌になったりするのはなぜか?これって、アンラッキーしか頭の中に浮かんでいないからですよね。

例えば渋滞に巻き込まれてアンラッキーを感じたとします。しかし、いままで渋滞に巻き込まれなかったことが何度あったでしょうか。そう考えると、一度位仕方がないなって思えます。

財布を落としてしまったら、いままで落とさなかったことがラッキーだった。これも額にもよりますが、少しは楽になると思います。

誰かに八つ当たりされたら、自分が誰かに八つ当たりしたことはなかったかなって。これだって切り口は少し違いますが、ラッキーとアンラッキーの考え方に似てますよね。

こんな風に日常生活の中で、気持ちの切り替えに応用すれば、人生も豊かになります。

心構えの訓練

アンラッキーを忘れるためには、ラッキーを覚えるようにしたらいいのではないだろうか?

もしラッキーを今まで以上に覚えていられたら、アンラッキーを覚える脳みその余裕は少なくなります。笑

また、ラッキーを覚えていないせいで、アンラッキーが強く印象に残っていつまでも忘れないんだとも思います。

もし、トラブルが起こるのが当たり前という気持ちで毎日を過ごしたらどうでしょう。トラブルが起こらないで過ごせた日に感謝できますよね。何もトラブルが起こらなかったら、そのことはきっと印象に残って、忘れないのではないでしょうか。

ゴルフに置き換えて見て考えると、アンラッキーが当たり前、そう思ってたら、逆に自分の思う通りに進んだら感謝の念が起こりますよね。

たまにはアンラッキーを振り返る

アンラッキーに苦しむ人は、向上心がある方なんだと思います。アンラッキーが二度と起こらないように何かを改善しようって努力をする姿勢は素晴らしいと思います。

なので、ゴルフの場合、ラウンドの時はラッキーで埋めるようにしても、一度ラウンドが終わったら、少しだけでもアンラッキーを振り返ることはいいことだと思います。

アンラッキーの中には、改善できるアンラッキーが往々にしてあるものですから。ミスの原因を追求して、再度ミスをおかしやすい場面に遭遇した時、同じミスを繰り返さないように練習にフィードバックすることは有益です。

『なので、アンラッキーはラウンドが終わったあとに思い出す。』

でいいのではないでしょうか。

追伸

ゴルフはとても面白いです。その面白さの中に、こういう求道的というか、行き方にも参考になることがたくさん経験できると思います。

ゴルフを楽しみながら、人生も豊かに過ごせたら最高ですよね。

あなたのゴルフライフが実りあるものでありますように(^◇^)!

ここまでお読み下さりありがとうございました。

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