全英オープンゴルフで、強風を制したタイガー・ウッズの戦略と技術。



過酷な全英オープン

2019年7月18日(木)からいよいよ全英オープンが始まりました。私はメジャーの中でこの全英オープンが最も好きです。理由は、風がすごいからです。

はじめて全英オープンを見た時、日本のゴルフ場ではバーディを量産しているプロが、パーすらも取ることが難しい状況でした。アンダーで回るプロが少ないのを見て、コースがとても難しいんだって思いました。

何が難しくさせるのか?それはもう一目瞭然でした。『風』です。

この全英オープンを見てから、私の中で、『ゴルフのハザードの最たるものは風である。』と、この言葉が深く残りました。

Sponsored Links

タ―ガーウッズの戦略

2006年のイングランドロイヤルリバプールで行われた全英オープンでのタイガーウッズは、私の全英オープンの記憶の中で最も印象に残った大会でした。

この時、タイガーウッズは優勝しましたが、その戦略がとてもゴルフを始めたばかりの私にとっては常識を覆す内容だったからなんです。

タイガーウッズは、4日間の内、ドライバーをティーショットで1回しか使用しませんでした。ほとんどがアイアンで、フェアウェイキープ率が87%でした。強風がふきすさぶ中、この数字は異常です。

このアイアンでのティーショットは、『ティーショットはドライバーで打つもの』という先入観があると、新鮮で意外な感じがします。他の選手がドライバーを握っているのに、一人だけアイアンで打つと言うのは、想像するだけでも違和感がありますよね。

しかもそれをタイガーウッズがやるわけですから、もう当時ゴルフ初心者の私にとっては印象に残らないわけがありません。

スティンガーショット

この時、テレビを見ていてふと素朴な疑問が浮かんだんです。

『タイガーのアイアン戦略は、タイガーと同じ飛距離を持っている猛者がごろごろいる大会の中で、ドライバーを使わないと距離的に届かないからみんなドライバーを使っているのであり、アイアンだと二打目がたいへんになるのでは?』

テレビを見ているとタイガーの二打目はロングアイアンでした。これがすごい精度でグリーンを捉えてくるんです。ロングアイアンですから弾道は低いです。なので風の影響も比較的受けません。

ロングアイアンでの低い球を『スティンガーショット』と呼ばれています。(注:stinger 低高度対空ミサイルの意味)

これがどんなショットが別記事『ゴルフの凄技、スティンガーショット!低く風の下を通すショット。』に書いていますのでよろしければご覧ください。

この球筋ならばいかに全英の強風といえど大丈夫だと思います。こんなショットを打てたらカッコいいですよね。タイガーはその著書の中でも語っていますが、スティンガーショットを2番アイアンで打っていますね。

2番アイアンと言っても、アイアン型ユーティリティとかの2番アイアンではなく、ショートアイアンからの続きの流れでの2番アイアンなので、マッスルバックでフェースは薄いやつです。このアイアンでスティンガーを打った時の打感って一体どんな感じなんだろう?

Sponsored Links

風に影響されないゴルフ

『風がライバルのスコアを落としてくれて、自分は風に影響のない戦略を実践して行く』そんな印象のゴルフでした。

この時、タイガーはお父さんを亡くしたばかりだったんですね。優勝が決定した時泣いていました。父に捧げた勝利と当時話題にもなりました。

勝ちたいという気持ちを秘めて、そのための最善の戦略を徹底して遂行したタイガーウッズ。

10年以上たった今でもタイガーを見るとそのことを思い出します。まして、今ちょうど全英オープンが始まりテレビで見ていますのでその思いはひとしおです。

ちょっと初日出遅れてしまいましたが、最後まで諦めずに優勝争いに絡んできてもらいたいです。全英は風を味方にした方が勝ちます。まだまだわかりませんよ~。

がんばれ、タイガー!

追伸

全英オープン2日目を見ました。タイガー惜しくも予選通過なりませんでした。

残念です。

でも、来年待ってますから!

【ゴルフ風対策まとめ】にもどる

Sponsored Links