将棋の受けは難しい。頭は将棋、体はゴルフ。奥が深くて学びが多い!



後手矢倉で受け将棋を学ぶ

こんにちは。最近受けにばかり興味が行ってしまって仕方がないです。受けの将棋は今まで攻めの将棋ばかりを並べてきましたので、感覚が違います。これで攻め合って勝てそうって思っても、いまいち踏み込みが鈍くなるというか、まだ慣れていないです。

受けの将棋で取りあげるのは、大山康晴十五世名人の後手矢倉です。これまでの経験上、矢倉は水面下で戦いが行われていて、気付いたら負けていた、というケースが多いです。特に相手に先に攻められたとき、一気に持って行かれてしまうので、先に攻めようって気持ちになってしまいます。

そうなると矢倉の場合、先に攻めることができやすい先手が有利ですよね。裏を返すと後手矢倉は、たいてい受けることが多くなり、不利を招きやすいです。

そんなこともあって、受けの将棋を勉強するならば後手矢倉だと思いました。そして、その受けを披露していただくのは大山名人です。大山名人は受けの大山で有名です。将棋界の受けのレジェンドと言っても過言ではありません。

ということで、大山名人の後手矢倉で、相手の棋士は攻め将棋の棋士を選びました。これまで加藤一二三先生、花村元司先生、二上達也先生と並べてきましたが、今回は灘蓮照先生です。

灘先生は、『荒法師』の異名をもち、力将棋のイメージが強く、乱戦になればなるほど力を発揮する棋士と言われています。矢倉は灘先生の得意戦法で、『灘流矢倉』と呼ばれています。

棋譜は1973年1月10日の順位戦です。さっそく並べていきますので、お付き合いくだされば幸いです。

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灘流矢倉

▲7六歩 △3四歩 ▲6六歩 △8四歩 ▲7八銀 △8五歩 ▲7七銀 △5四歩 ▲5六歩 △4二銀
▲4八銀 △6二銀 ▲5八金右 △3二金 ▲2六歩 △7四歩 ▲7八金 △4一玉 ▲6九玉 △5二金
▲7九角 △4四歩 ▲3六歩 △4三金右 ▲4六歩 △7三銀 ▲6七金右

現在の矢倉の形に非常に似ています。違っている点と言えば、先手の飛車先の歩と、4筋の歩が突いてあることです。この筋の歩が伸びているのは、現在の矢倉においては『不急の一手』とされています。飛車先の歩は玉を固めてからでも突けますし、4筋の歩は、▲46角出を消して損というわけです。

予想に反して後手の方が攻めの主導権を握る感じの流れです。

後手、棒銀!

△8四銀 ▲6八角 △3三銀 ▲6五歩 △3一角 ▲6六銀

後手の棒銀が明示されました。いつも玉を堅くして、攻めを待つ姿勢の大山流とは少し違っている感じがします。

7筋の歩の交換を防ぐために、先手は▲65歩から▲66銀と上がりました。こうなると、6筋方面が戦場になりますね。そうなると、後手の玉がまだ△41玉なので、反動がきついです。

いつもと違う・・・。

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先手63角のきつい反撃!

△8六歩 ▲同 角 △同 角 ▲同 歩 △9五銀 ▲6四歩 △同 歩
▲9六歩 △8六銀 ▲6三角 △5二角

後手は、玉の位置もそのままに、どんどん攻めていきます。△86歩に対し、同歩でなく同角と取りました。これも同歩と取ると、後手は△95銀から攻めてくるのでしょうが、同角と取って角交換を挑むことで、先に後手陣を手持ちの角で撹乱しようという意図だと思います。

本譜でも、銀が進軍していく間に、先手は角で後手陣を揺さぶります。

▲64歩から▲63角がそれです。この手に対しては、角には角で△52角と打ちましたが、▲同角成とされたら、同飛車とはとれません。再度▲63角と打たれて王手飛車になってしまうからです。

飛車を渡したら後手陣はひとたまりもありません。さてどうしましょうか?

将棋から学ぶこと。『待つこと』の重要性。懐の大きさを感じる一手。』に続く。

追伸

将棋っておもしろいですよね。何が良いって、真夏なのに涼しいところでできる(笑。

ゴルフではそうはいきませんから。でも将棋を指してばかりだと、体がなまってしまいます。頭を動かすのが将棋なら、体を動かすのにゴルフをお勧めします。

両方とも、年をとっても長くできますし、奥が深いので、飽きることがありません。何より、学びがあります。

将棋の棋譜並べは、『将棋の目次』に書いてありますのでご興味のある方はぜひどうぞ。

またゴルフについては、『ゴルフの目次』に書いてありますのでどうぞ。

あなたの人生が楽しいものでありますように!(^◇^)!

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