言い訳をするな!人間関係でストレスをためない考え方を歴史から学ぶ



このエピソードを伝えたい人は誰?

『言い訳をするな!』そういう言葉を言われた人は多いと思います。この言葉をどのように受け止めたらいいのか、悩んでいたりしませんか?

この言葉は、どういう状況で言われるでしょうか。会社で上司に、家庭で親に、あるいは部活で先輩に、いろいろ状況はあると思いますが、言われた方で気持ちよく受け取る人は少ないと思います。

職場の人間関係を例にとれば、上司に『言い訳をするな!』と言われた時って、自分がミスをしたときですね。本当に100パーセント、ぐゥの音も出ないくらい自分が悪いのであれば、ミスしたことを謝罪するしかありません。

言い訳をしたくなるのは、自分が悪くない場合ですね。自分が悪くないのに、自分が責任を取らされる場合です。最悪は『言い訳をするな!』と言う上司本人が悪い場合もあります。

そんな悔しい思いを、怒りにまかせて口に出してしまいたくなります。また口にしてしまうこともあるでしょう。言った後、大体結果はよろしくありません。

自分が正当なことを発言したにもかかわらず、事態は自分にとって悪い方向に進んでいく。なぜ・・・?って思い、この世の理不尽を感じて、ストレスはたまるばかりですね。

 

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同じ悩みを抱えていました

私も実は『言い訳をするな!』と言われたこともありますし、反発して言い返したこともあります。また、ストレスを解消することができず、友人に愚痴をこぼしたりしたこともあります。

『言い訳をするな!』と言われても言い訳をしなければ、全部自分が悪いことになってしまう。自分を守るためにも弁明しなくてはならないっていう心理がそうさせていたと思います。

言い訳ではなく、事実を報告しただけなのになぜ言い訳と取られたのか、そんな悔しい思いをしたこともあります。

世の中は理不尽なものだから、と半ば達観した気持ちも芽生えてきて、以前よりも『言い訳しても仕方がないな』って思うようにもなりました。

最近読んだ本の一節に、『言い訳をするな!』という言葉の意味の答えにつながるのでは、と思うことがありました。『もしこの一節を若い時に読んでいたらな~』とも思ったので、もし同じように悩む人の参考になればと思い記事にしました。

『新三河物語』の中に答えがあった。

今私は、宮城谷昌光さんの『新三河物語』を読んでいます。この書籍は、氏が書いている本の中で、古代中国を舞台にしたものが多い中、日本の、比較的新しい時代、と言っても戦国時代ですから今から400年以上前のお話ですが、2,000年以上前の中国に比べればずいぶんと新しいです。

宮城谷昌光氏の『新三河物語』。戦国時代に家康を支えた大久保一族の在り方とは。』でもこの新三河物語の中での印象に残った一節について記事を書きましたが、この『新三河物語』は、徳川家康に仕えた家来、大久保一族の話を描いたものです。

まだ『下巻』の途中ですが、大久保忠佐という人物が、弟の平助ら弟たちに対して話す場面が出てきます。この人は、大久保忠世の弟になり、大久保彦左衛門にとっては兄になります。

『どの家をのぞいても、ひとつとして豊かな家はなかった。武士でありながら、鎌や鍬を持たぬ者はいなかった。駿河で人質になっている殿へ、三河の産物を献上しても、ことごとく今川に横どりされた。今川は殿と岡崎衆をつねに先陣に立てた。まるでその先陣が全滅すればよいと今川が意っているかのようであった。だが、平助が生まれた年に、今川義元は戦死して、殿は無傷で生還なさった。それまで殿は、いちどたりとも、不満を口になさったことはない。くやしさは、他人に語らなければ、天にとどくのであろうか。のう、弟たち、大久保家の者は、いかなることがあっても、黙って、耐えようではないか』

新三河物語下巻 p79より引用

この一節を読んで、はっとしました。

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この一節が与えたインパクト

この一節をお読みいただければ、私が何を言いたいか、すでにお察しいただけたかもしれません。

どんな苦難に遭遇しても、言い訳をしないことこそ、天に訴えることにつながるのだと。

職場の上司や先輩など、よく『言い訳をするな!』と高圧的に言うことがありますね。言われた方は、『私の言い訳を聞くとイライラするから言い訳されたくないのね』って理解すると思います。

兄の忠佐が話した言葉は、まったくそうではありません。むしろ、言い訳をすることが、本当に弟たちのためにならないのだよ、と自身の経験と考え方を全身で弟たちに伝えていることに、感動があります。

その悔しさは、言い訳をして人に対して発散するのか、それとも黙って天に向かって届かせるのか、あなたはどちらを選びますか。

 

まとめ

どうして言い訳をしない方がいいのか?そんな疑問に対する答えを新三河物語の中で発見したことを書きました。

『言い訳をするな!』という人の中には、部下や後輩、子供たちのためを思って、真心から言う方もいらっしゃると思います。言葉は伝え方で大きく変わります。この大久保忠佐の話は、むしろ言う方にこそ参考になるのかもしれません。

一度、新三河物語を読んでみることをおすすめします。この本は、今より秩序が乱れた戦国時代に生きた人々の考え方が随所に見られ、今を生きる人にとって参考になることがたくさんあります。

歴史から学ぶということは本当に大事なことなのだ、と改めて痛感しました。もっと早くこの本を読んでいればよかったなと思う今日この頃でした。

 

あなたの毎日が楽しく充実したものでありますように!(*^_^*)!

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