藤井聡太四段25連勝。谷川流光速の寄せ再来か?!都成四段の師匠谷川先生のお株を奪う狩りのような寄せ



将棋の最年少プロ棋士、藤井聡太四段は弱冠14才でありながら、将棋の強さは驚異的である。

6月10日、25連勝がかかる対局の相手は、都成竜馬四段27歳である。師匠は光速の寄せで一時代を築いた谷川浩司。藤井聡太四段がとても有名になってその陰に隠れてしまったが、この都成四段もただものでないことは、彼が奨励会三段でまだプロになる前に、プロと混じって戦う新人王戦で史上初の奨励会員による優勝を果たした経歴の持ち主であることでも分かる。間違いなく都成四段は強敵である。

この二人は、25連勝がかかった今対局の前に21連勝のかかった勝負が7日にあり、そこですでに対局をしている。結果は藤井四段の勝利に終わったが、負けた都成四段にしてみたら、むしろこの25連勝を阻止するための思いはより一層高まっていると思われる。

 

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一体どんな対局だったのか?先手は都成四段のゴキゲン中飛車に対し、後手藤井四段はオーソドックスな居飛車急戦。少しずつ少しずつ有利を広げていく藤井四段。自然な手をつみあげているように進行していくかに見えた72手目、藤井四段は95飛車。この手は、飛車が端歩で頓死する運命を免れない。誰もが意外と思ったに違いない。都成四段の陣形は堅陣美濃囲いが手つかずで残っており、終盤というにはまだ早いという局面である。

しかし、そこからの読みが深く、一体どこまで先を見通しているのかと思うほどである。

局面は、そこから都成四段が、手に入れた飛車を使う間もなく、109手目に投了する。なんと、72手目の95飛車からわずか37手で終局となる。この間驚くべきは、都成四段は一度も藤井四段の玉に触れることができなかった。飛車を取られることも全て見通した上で相手玉を一直線に仕留めに行った様子は、まるで鷲や鷹などの猛禽類を思わせる鋭い狩りのようであった。

都成四段の師匠である谷川先生の光速の寄せを彷彿とさせる一局であり、またもや感動してしまった。この感動を誰かに伝えたくて仕方がない衝動に駆られて筆ならぬキーボードを打ちました。

感動をありがとう。そしてこれからもがんばれ!!

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