金谷拓実の圧巻のロングパットが優勝を引き寄せた!史上四人目のアマチュア優勝!



祝、金谷拓実選手。史上4人目のアマチュア優勝

2019年11月17日、御殿場で行われた三井住友VISA太平洋マスターズにて、アマチュアの金谷拓実選手が、すさまじいゴルフで優勝しました。

その優勝争いを演じた、もう一方の主役、ショーン・ノリス選手気持ちのよい素晴らしい選手でした。

テレビを見ながら、その勝負の行方を見守っていましたが、その内容があまりにも素晴らしいものだったので記事にせずにはいられませんでした。

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最終日最終組で実力者と渡り合う!

金谷選手は、テレビでよく姿を見ると思います。今年のマスターズでも厳しいセッティングの中、粘り強いゴルフをする姿が印象的です。

金谷選手の主な戦績は下記のようです。
・2019年にマスターズ出場し、日本人アマとして松山英樹選手以来の予選通過をし58位タイ
・世界アマチュアランキング1位
・2018年アジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権 優勝

大舞台での経験は十分ですが、その金谷選手が、最終日、最終組で一緒に回るのは、南アフリカのショーン・ノリス選手(日本ツアー4勝)と韓国のY・E・ヤン選手です。

Y・E・ヤン選手は、アジア人で最初にメジャーを制した男として有名です。しかも優勝した時は、あのタイガーウッズを逆転したことでも有名です。

その二人に交じって、若干21歳で、身長が170㎝、体重が60kgの小柄な金谷が奮闘しています。ちなみに金谷選手は、2011年にこの大会でアマチュア優勝した東北福祉大の松山英樹選手の後輩にあたります。

奇しくも今大会で、松山選手の後輩にあたるアマチュアの金谷拓実選手が、優勝を狙えるポジションについています。

12番ホールで風向きが変わる?

テレビで見始めたのが、12番ホールからだったので、それ以前のホールの状況はよくわかりませんが、この12番ホールで何となく予感がしました。

12番ホールの金谷選手のセカンドショット、ピンまで128ヤードの地点からピッチングウェッジで打たれたボールはピン横に付きました。セカンドオナーで打った金谷がバーディを取り、残りの二人はパーで終わりました。

この時のピッチングウェッジの打球を見て、『これは何かある!』って予感が走りました。

この時点で南アフリカのノリス選手が10アンダーでトップを走り、金谷は9アンダーでその差は1打差です。

ほぼノリス選手と金谷選手の一騎打ちの様相です。

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14番ホールの大ピンチをしのいだ!

14番ホールは金谷選手にとって大ピンチ。セカンドショットが、バンカーの際にボールが止まり、スタンスはバンカー内に、腰の高さくらいにあるボールを、まるで野球のバットを振るように打たなくてはならない状況です。

このセカンドショットを、大きく右からフックさせるようにグリーンの奥に乗せたボールは、長いロングパットを残しました。

グリーンに乗せただけでもすごいことですが、寄せるだけでもたいへんなロングパットが残っています。このファーストパットは一見強すぎるかと思えるタッチで大きくカップをオーバーしました。

しかしこの返しのパーパットをぎりぎり沈めます。

ぎりぎりと言うのは、本当にカップに届くかどうかってくらいの強さでしかも、少しカップの左淵(金谷から見て)のあたりで止まってしまってもおかしくないようなボールでした。それが、コロッって入ったんです。

この時、これは運がついてるって思いました。対してノリス選手は、バーディでもおかしくないところをパーでした。

勝負どころのアプローチ

15番ホールは300ヤードの短いミドルホールです。ティーショットでグリーンを狙っていきますが、金谷選手はグリーンこそ外しましたが、イーグルのチャンスです。

ノリス選手は、右のカート道の方に外し、ピンチです。アプローチする場所は、木の間からピンが見えているので、それが救いではありますが、非常に難しい状況です。

アプローチはウェッジではなくパターを使って寄せワンを狙え!』の記事でも書きましたが、ノリス選手はアプローチが苦手と言われています。

そのノリス選手が、ウェッジでバンカーショットのように打ったボールは、ピンから3メートルの位置につきました。

金谷選手のイーグルトライは、グリーン奥のカラーからパターで打たれ、ピンから心持ち強く行き過ぎて嫌な距離のバーディパットが残りました。

ノリス選手は、この3メートルのバーディパットを気合で沈めてガッツポーズです。文字通り勝負どころのパットを沈めた気持ちの表れでした。

精神的には、逆に金谷選手が追い詰めれた感じだと思いますが、こちらもバーディパットを沈めました。すさまじい精神力だと感じました。

圧巻のロングパット。カップインの応酬

16番ホールはミドルホールです。ティーショットで、金谷選手はドライバーをバンカーに入れて、ノリス選手は右のラフでした。

両者とも、セカンドショットはグリーンに乗せましたが、カップからは10メートル以上離れていて、しかも二段グリーンの上にカップが切られていますが、乗った位置は下の段でした。

圧巻は、この難しいパットを金谷選手がねじ込みました。2段グリーンの下の段から難しいラインで、15メートルくらいある長い距離のバーディパットをねじ込んだんです。

この時点で、ノリス選手に追いついたって思いました。

しかし、ドラマは続きます。なんと同じような場所から、ノリス選手もバーディパットをねじ込みました。

 

長いショートホールが明暗を分ける

さて、勝負の舞台は17番ホール、難しい230ヤードのショートホールに来ました。このホールをどう攻めるか?金谷選手の持ったクラブは5番アイアンです。グリーン右サイドに外しました。対してノリス選手は左手前のバンカーに入れました。

アプローチ勝負です。

ノリス選手は、バンカーから出すだけでグリーンに乗りませんでした。対する金谷選手はピッチエンドランで1.5メートルのパーパットを残しました。

さて、金谷選手、この重要なパーパットを沈められるか。

決めました。大歓声です。

ノリス選手はボギーパットを沈めて、スコアはタイに並び、勝負は18番ホールに持ち越されました。

勝負の最終ホール、勝敗の行方

18番ホールは525ヤードのロングホールです。

ティーショットで金谷選手が持っているクラブは3番ウッドです。

打たれたボールは、フェアウェーをきっちり捉えました。

ノリス選手は、ドライバーです。打たれたボールは、310ヤード以上を飛ばすビッグドライブです。この勝負所で、ぶっとい肝です。

勝負は2打目に持ち越されました。

金谷選手の二打目はピンまで219ヤードです。左足下がりでボールを上げにくい状況。持ったクラブは5番アイアンです。打たれたボールはスライスしながらグリーンに。

ゴーッ、ゴーッ、金谷選手も叫びます。ボールはグリーンの上の段に上りました。イーグルチャンスです。

そのボールを見て、金谷選手のショットを称賛するノリス選手の映像が映りました。この勝負の真っ最中、ほんとうに気持ちのいい、すばらしい選手ですね。

ノリス選手は7番アイアンでグリーンを狙いましたが、こぼれて奥に。難しいアプローチを残しました。

ノリス選手はアプローチが苦手です。なのでこの砲台になったようなグリーンを狙うシチュエーションでもウェッジではなくパターを握ります。

打たれたボールは、バーディチャンスに寄りました。素晴らしい距離感です。グリーンに乗せる前までの芝の抵抗をどうしたらこんなに正確に読めるのか、不思議です。

金谷選手のイーグルチャンスは上りの8メートルです。

まさか入らないだろうって思って見ていました。

打たれたボールはきれいにカップに吸い込まれてイーグル。

すげぇ・・・・。

松山英樹選手以来、史上4人目のアマチュア優勝を見事に果たしました。

傍らでノリス選手がその金谷選手を称賛していました。ノリス選手も素晴らしいです。

本当におめでとう。そして感動的な勝負をありがとうございました。

優勝インタビューのコメント

金谷選手の優勝インタビューのコメントが、次です。


スタート前に監督から優勝してこいよと言われて、最後まであきらめずにプレー出来て優勝できてすごくうれしいです。

松山選手に、プロのトーナメントで勝って来いよと言われていたので、この報告ができてすごくうれしいです。

松山選手、勝ちました!

これからが楽しみな選手です。それにしてもパターはどうしてあんなに入るんだろう?

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