将棋、初心者が矢倉に囲うときは角のにらみに気を付けること。



初心者の矢倉

将棋を指してみたらおもしろくて、少し勉強して矢倉でも指してみるか!って思ってる人に向けて書いています。

矢倉って組み方が難しいですよね。でも組み方が難しいと思えたら、強いと思います。

組み方が難しいって思えるのは、何度も矢倉に囲った後に、攻めつぶされた経験がないと言えないからです。

矢倉に組んでるのにどうしてもうまくいかない。むしろ矢倉に組んだら前よりも将棋で負けが増えたって人も多いのではないでしょうか。

矢倉の形を作るためだけに矢倉に組むのは、もしかすると相手の狙いにはまっているかもしれません。
Sponsored Links

矢倉に組むのを狙われているケース

『しめしめ、矢倉に囲ったぞ』って感じで相手が矢倉に組むのを待っているケースがあります。

この一番多いケースは、自分は矢倉に組んでいるけど、相手は、矢倉に組んでおらず、ちょうど相手の角は、動いていない場合です。

具体的に言うと、自分が先手で矢倉に組むと、▲88玉というように組みますよね。でもそこって、もともと角がいた場所ですよね。ということは、相手の角が△22角のままならば、自分の王様は相手の角の睨みの中に入ることになります。


自分の王様を囲うことだけ考えていると、相手がどう構えているかには無頓着になりがちです。

王様は角で睨まれているだけで、銀と歩が二重に塞いでいるから大丈夫と思うのは、角の睨みを馬鹿にしすぎです。

角は強い駒です。睨んでいることがすでに攻撃していることになります。裏を返すと、角に睨みの中にいるだけで、相当なハンデを負っていることになるのです。

後手からすると、王様が勝手に自分の角筋に入ってくれるので、『おっ、鴨がねぎをしょってきたぞ』って心境になると思います。

したたかな後手の矢倉崩し

後手も、そのように思えるのなら相当にしたたかです。矢倉囲いの弱点を知っているという点で、一筋縄ではいかない相手だと思ったほうがいいです。

そんな後手の狙いは、下記のような局面です。


このような局面を見ていただくと、後手の狙いがわかるでしょうか。先手の玉が▲88玉にいることが、相手の△22角に狙われていることはわかると思います。

具体的にどのように王様が攻められてしまうのかというと、まず△85桂馬と跳ねてきます。

銀取りですが、銀を逃げますか?と聞かれていますが、はい逃げますというとどうなるか・・・
Sponsored Links

角の睨みは甘くない!

後手の△85桂馬は銀取りです。でも▲86銀と逃げると、角の睨みを防いでいた77の地点に空間ができます。そのため、△65歩と突かれた歩を▲同歩と取り返すことができません。 角で王様が取られてしまいます。


この時に、角の睨みを痛感すると思います。とにかく角の睨みは甘く見てはならないのです。

あっという間につぶれ

さてこの△65歩を取れないとすれば、もはや玉を逃げるしかありません。▲98玉と逃げてみるとどうなるか?


▲79玉と逃げるのは癪です。だってわざわざ矢倉の囲いの中に入ったのに、また出るって、そんなら最初から入らなければいいじゃん!って思いますよね。

なので、逃げるとしたら、▲98玉しか感情が許しません。

後手は、△66歩▲68金△67歩成と攻めてきます。これを同金と取ると・・・。

飛車の突進

いきなり飛車が金を取ってきました!びっくりすると思います。しかし、飛車を切るということは、相当な成果があると踏んでいるのです。そうでなければ飛車は切りません。


▲67同金と取ると、さっき取った金で△88金打ちまでで先手玉は詰まされてしまいました。


いかがでしょうか?相当に厳しい攻めだと思います。

それもこれも、先手が敵の角の睨みの中に入ったことが原因です。

まとめ

矢倉囲いに入る時の心得として、絶対に相手の角筋に王様を入れてはいけません。角の睨みは相当に厳しいです。

実際に被害が生じていなくても、ひとたび事が起こると、すさまじい力を発揮してきます。

そうならないためにも角の睨みを警戒することです。

ゆめゆめ忘れることのなきよう・・・。

 

Sponsored Links