藤井聡太、朝日杯にて羽生善治永世7冠に続いて、広瀬章人八段を破る!



羽生永世7冠に勝ったのもすごいけど、広瀬八段に勝ったのもすごいよ!

2018年2月17日朝日杯将棋オープン戦での藤井聡太五段が優勝したことが大きく報道されており、その中でも羽生永世7冠との公式戦を初めて戦い、藤井五段が勝利しました。藤井五段の強さが強烈に印象づけられた出来事でした。

しかしその陰にかくれてしまった感のある、決勝戦で広瀬章人八段を破ったことについては、もっと大きく取り上げる価値のあるニュースだと思います。広瀬八段も棋界のトップランナーの一人です。この一局の勝利は、羽生永世7冠を倒した後の将棋であり、広瀬八段の気持ちもかなり引き締まったうえでの勝利と見ます。

 
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振り飛車穴熊の大家

振り飛車と言えば美濃囲いが有名です。しかし、振り飛車と穴熊の組み合わせもあまり指す人がいないだけで、かなり有力株の戦法です。かつて振り飛車穴熊を得意戦法として勝ちまくった先生もいました。大内延介先生、福崎文吾先生が有名です。

今花形棋士で言えば、広瀬八段が振り飛車穴熊の名手でした。”でした”と書いたのは、今ではめっきり指すところを見なくなったからです。振り飛車ではなくて居飛車をもっぱら指しています。あれだけ振り飛車穴熊で勝ちまくっていたのに、どうして居飛車に・・・。というのが正直な私の感想です。

振り飛車穴熊の優秀性

というのは、振り飛車穴熊は、実は、めちゃくちゃ優秀な戦法で、究めれば、大抵の相手には負けないんじゃないかと期待膨らむ戦法だと思っていたからです。そういう戦法が強い棋士の中で指されれば指されるほど、その中盤以降の指し方や、終盤のしのぎ方や詰めの速度感覚など、活きた棋譜を通して学ぶことができます。

そういう機会をぜひ広瀬八段にたくさん作ってほしかったという思いがあったからです。

私も広瀬八段の本を読んで、振り飛車穴熊を勉強しましたが、その独特の感覚には、今までの振り飛車穴熊にはない新鮮な感じがしました。

将棋は、勝ちやすい戦法にどんどんシフトしていくと思いますが、広瀬八段が振り飛車穴熊を指してくれていたことは、振り穴の優秀さを示してくれているようで心強かったのですが、残念です。

 
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広瀬八段、後手角換わりを受けて立つ

さて、広瀬八段は、居飛車を指しても強さに変わりはないです。

角換わりという、振り穴からは全く異質に感じる戦法ですが、藤井五段は、どうやって挑んでいくのか、これもまた大注目です。

藤井五段は、生粋の居飛車党ですが、藤井五段の先手で角換わりの将棋です。

角換わりは、先手有利と言われますが、後手が、避けるとすれば、最近は雁木戦法という選択肢も有力です。

しかし、広瀬八段は受けて立ちました。

広瀬八段の後手角換わりは、どんな風に指すのかは興味深いです。

1.藤井聡太五段、広瀬八段に勝つ!もっと騒がれてもいい勝利。やっぱり天才藤井聡太の自陣角はかっこいい!

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棋譜の中で印象に残った手

棋譜を並べてみて、全体を通して印象に残った場面を総括してみました。私は、この将棋では、藤井五段の自陣角と、広瀬八段の耐えがたきを耐える受けの手を挙げています。ダイジェスト的に紹介しましたのでどうぞご覧いただければと思います。とにかく本当に素晴らしい対局だと思いました。

8.藤井聡太五段、広瀬八段に勝つ!もっと騒がれてもいい勝利。やっぱり天才藤井聡太の自陣角はかっこいい!感想

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