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本コース攻略のシミュレーション
130切りを目指すゴルファーが本コースに挑戦します。この場合、どんな戦略で挑むか、これについて書きたいと思います。
最初に戦略を思い描いているかいなかは結構重要です。最終的にスコアが大きく異なってくると思います。
改めて言うと、グリーン上では3パットでおさめるようにして、トリプルボギーで回ってくることになります。
グリーンに乗せるまでに打っていい打数は、ショートホールでは3打、ミドルホールでは4打、ロングホールでは5打になります。
本コースの構成を知る
『敵を知り己を知れば百戦して危うからず』
これは孫子の兵法からですが、己を知るとは、これまで練習に練習を重ねてきたピッチングウェッジの技術です。敵とはこれから回る本コースです。
『本コースを知る』という点に焦点を当ててみますと、日本国内の本コースはだいたいパー72で構成されています。
パー3のホールが4ホール、パー4のホールが10ホール、パー5のホールが4ホールです。
パー3をショートホール、パー4をミドルホール、パー5をロングホールと呼んでいます。
実際に、パー3のホールは250ヤード以内で、パー4のホールは、251ヤードから470ヤード以内です。パー5のホールは471ヤード以上です。
ホールは何ヤードくらいあるのか?
一般の人は、普通はレギュラーティーと呼ばれるティーグラウンドからティーショットを打ちます。レギュラーティーの総距離は6,000ヤードから6,300ヤードと言われています。
仮に6,150ヤードのコースで考えてみます。細かい計算式は興味のない人にはつまらないので、とりあえず後回しにしますが(計算式は最後尾に書きます)、パー3で171ヤード、パー4で342ヤード、パー5が513ヤードとなっています。
あくまでも机上の計算なので、現実は、パー3のホールはもっと短い距離のホールもありますし、もっと長いパー4もあります。
しかし、とりあえず、机上の計算で算出された数字で考えてみます。
≪参考≫
計算式 6,150ヤード÷36(72打の打ちショットの数が半分と計算)=170.8ヤード→四捨五入して171ヤード
パー3は1打でパーオン、パー4は2打でパーオン、パー5は3打でパーオン。
すると、
パー3は171×1=171ヤード
パー4は171×2=342ヤード
パー5は171×3=513ヤード
ピッチングウェッジを実戦で使う!パー3
171ヤードのパースリーで考えてみますと、トリプルボギーの6で回ればよいということなので、パットに3つかかるとすると、残り3打でグリーンに乗せればいいということになります。
170ヤードを3回で乗せると考えると、すさまじく難易度が下がると感じませんか?1打で乗せようとするとかなり難しいですが、ピッチングウェッジを3回使って乗せればいいのです。
100ヤードを2回打って200ヤード飛ぶ計算ですから、多少ミスしても十分間に合う距離です。最後にグリーンに乗せるときは、パターで帳尻を合わせればいいのです。多少誤差があっても問題なしです。
簡単ですよね。
ピッチングウェッジを実戦で使う!パー4
次に342ヤードのパーフォーのミドルホールを考えてみます。
パー4のミドルホールは18ホールの中で最も多く、10ホールあります。
342ヤードを7打でホールアウトできればいいわけです。そのうちスリーパットで良いわけですから、4打がショットに使えます。
すると、4打で乗せるためには、ピッチングウェッジのフルショット100ヤードを3回打てば、ある程度グリーンの近くまで転がって、そこから4打目は磨きに磨いたアプローチの出番です。40ヤードくらいのアプローチが乗れば4打で乗ったことになります。
実際には、342ヤードくらいのコースですと、フルショットの100ヤードも110やーどくらい飛んでしまったりする場合もあるので、もしかすると3打でグリーンオンしてしまうかもしれません。
ピッチングウェッジを実戦で使う!パー5
最後に、513ヤードのパー5を考えてみます。トータル8打でホールアウトすればよいわけなので、3打がパターとすると5打で乗ればいいわけです。
するとピッチングウェッジのフルショットで100ヤードですから、5回打てばおおよそグリーンに乗ります。計算通りにいけば13ヤード足りないくらいですが、これもグリーン近くまで行けば、パターで寄せられます。
パー3やパー4のホールとは違って、机上の計算上、若干飛距離が足りてないですが、13ヤードくらいは誤差です。意外とフルショットがランして100ヤードでは済まなかったりします。現実的には、最も優しいのはパー5かもしれません。
机上の計算
今まで書いてきたことについて、『それって机上の計算でしょ』って思う人もいると思います。
それに対して反論する気はありません。机上の計算です。
しかし、机上の計算で成り立たないものが、現実にあり得ることもまたありません。
全ては机上の計算で概略を決めて、その方針に沿って進めてみて、それでだめだったら、そこが技術上の弱点でもあり、誤った計算でもあるのだと思います。
その誤差を少なくしていくのも進歩の一つなんだと思います。『こうなったらこうなる』これが経験に裏打ちされて、普通の人が、10回失敗して成功するところ、2回か3回の失敗で成功していくところに進歩があるのだと思います。
あなたのゴルフライフが楽しく実りあるものでありますように!(*^_^*)!