将棋で初心者が囲わない理由とは



囲った方が良いと言われる理由

将棋の初心者の人が、教えられてもイメージが湧かないものに、”囲う”という言葉があります。

将棋において”囲う”ってけっこう重要なのですが、それが最初のうちはわからないんですよね。分かるのは、何度も何度も負けてからなんですよね。

私も将棋を覚えたばかりのとき、よく”囲え”って教わりました。

しかし、なぜ囲うのか?そしてどうやって囲ったらいいのか全く分かりませんでした。

 

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初心者に囲いの大事さは伝わらない

私は”囲え”って教わりましたが、人に教えるときには”囲え”とは言いません。

囲いの重要性は、負けて悔しくて、どうしたら勝てるのか?それを反省しながら気づいた方が身になると思うからです。

将棋を覚えて間もない人に対して、『囲いは大事だよ』って言っても伝わりません。仮に言われて囲い初めても、囲いを作ることが目的になってしまいます。

囲いを作ることが目的になると、相手がすでに囲いを崩すための攻めの体制を整えていて、待ち構えていたかのように相手につぶされたとき、どうしてきちんと囲っているのに負けたんだろう?って悩むことになるからです。

この悩みの方が深いです。

なのでまずは、『”囲い”は必要だから囲うのだ』って気づくことが大事だと思います。

 

囲いの重要性に気づく人の特徴

囲いの重要性に気づくときってどんな時か?

何人も将棋を教えていると、身をもって囲いの重要性に気づく人には共通点があります。

攻めが大好きな人です。

攻めっ気の強い人は、玉も囲わずに攻め込んできます。そして自分よりも相手が弱いと、どんどん攻め込んでいきあっという間に相手の王様を詰ましてしまいます。

これに味をしめてどんどん攻めることに快感を覚えていきます。

 

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反省と成長の意味

しかし、だんだんともの足りなくなります。もっと強い人いないかなって。そして強い人を求めて武者修行をしたくなるんです。

そうしたときに挫折があります。”上には上がいる”と言われますが、将棋の世界も同じです。

相手が自分よりも強いと、簡単に攻め込ませてくれません。王手飛車などを喰らい、大逆転されたりします。

そうなるとめちゃくちゃ悔しいです。

「今までは簡単に勝てたのに、なかなか勝てない。どうしてだろう?」そんな思いに包まれます。

 

囲いの重要性を知る!

王手飛車で負けた時を例にとれば、おおよそ反省としてこう思うんです。

王手飛車を喰らうのはなぜか?

・・・(試行錯誤 個人差あり)

王様が裸だからだ!

王様に服を着せればいいのだ!

こうなると、最低限の守りを考えるようになります。

これについては『将棋の駒組の基本を知る。初心者が覚えるべき最低限の守り方とは。』に書きました。

それでも負け続けると、

もっと王様に服を着せなきゃだめだ!

それは『初心者は金銀三枚の基本の守り方を覚えるべし』に書きました。

でもまだ、きっちり囲おうってところまではいきません。

でもこんな感じで考えがどんどん進んでいくと、

王様に鎧を着せよう!

ってなり、もっとエスカレートすると

よし、王様を城に入れよう!

ってなります。

そうです、これが囲いです。

 

戦国時代の城が囲いのイメージ

そもそも初心者の方は囲い(かこい)と聞いても分からないかもしれません。

イメージしやすいのは城です。ざっくり言うと、囲いとは城のことです。

城と言えば戦国時代です。小田原城や稲葉山城、姫路城は有名です。

中でも稲葉山城は斎藤道三の居城として知られ、現在の岐阜県にあります。今放映中の大河ドラマ麒麟が来るでも有名ですね。当時は美濃の国と呼ばれていましたが、美濃にある難攻不落な稲葉山城を見立てて、将棋の美濃囲いができたと言われています。

総大将は城に居れば安全なわけです。難攻不落な城の中に居れば、少なくても流れ矢に当たったり農民の竹やりの餌食になることはありません。

将棋はすでに戦国時代にはあって戦略を練る上でも活用されていましたが、逆に実際の戦争から将棋の戦法に反映されることもあったわけですね。このように戦国時代の戦い方と将棋の思想には非常に通じるものがあります。

次回、具体的な囲いについて入っていきます。

 

追伸

いくら囲いが大事だと言っても、囲いが本当に必要だと思えないと人は囲いません。

やっぱり人は本当に必要だと心から思わないとやらないものです。

だから私は最初に教えるときは攻めることのおもしろさを教えます。

それで勝てなくなると自分なりに考えて、最低限の守りは必要だって考え、その後最低限の守りでも足りないって話になります。

そこで自然と囲うようになっていきます。

 

あなたの将棋ライフが楽しく実りあるものでありますように!(*^_^*)!

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