初心者は金銀三枚の基本の守り方を覚えるべし



基本の守り方

将棋を初めて間もない方から守り方について相談を受けます。必要最低限の守り方については『将棋の初心者が振り飛車を指すなら最低限の守備陣形を覚えるべき!』に書いていますが、今回はその続きで、最低限の守り方では足りなくなったという方からの相談です。

まず前回の記事の中で、最低限の守り方を話したところ、

『最低限の守りだけしていれば、あとは攻めつぶせばいいだけでしょ。』というものでした。

これに対する私の答えはイエスです。つまりは自分が相手を攻めつぶすまでの間、持ちこたえられるだけの守りがあればいいんです。

しかし、”なんと剛毅なお方・・・”と思っていたのも束の間、最低限の守りでは持ちこたえられないという悩みが次にきました。

そこで今回、前回の最低限の守りを少し進展させて、基本の守り方についてお話したいと思います。

 

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金銀三枚の守りが基本

はじめて来られた方は前回の記事を参照いただければと思いますが、まずは自分の飛車の位置を決めなければなりません。

そして仮にその飛車を居飛車と決めた時を例にして話したいと思います。

なぜ居飛車を例にするのか?どうして振り飛車じゃないのか?そんな声が聞こえてきそうですが、振り飛車も後で書く予定です。

まずは居飛車から入った方が理解しやすいと思いますのでそうします。

さて、相手も居飛車の時です。前回はとにかく金一枚に注意をはらうことの大切さを書きました。それは今回も変りません。ただ、それに金銀2枚をプラスします。

対居飛車の基本中の基本がこの形です。わかりやすいように必要な駒だけを並べています。相手の飛車に備える形で金が配置されているのが分かると思います。

金銀が二枚足されて金銀三枚で守っている形が大事です。王様を上部からの攻撃から守っています。

カニ囲い

金銀三枚の布陣に他の駒を足してみたのが下の図です。

実戦ではこんな形で現れます。これが対居飛車の基本の構えだと思ってもらって間違いないです。カニ囲いという名前がついています。

この囲いのまま勝負が決着することも多いです。そのくらい守備力があります。ここから守りを増強することもできるので、とりあえずここまで組んでから考えよう、としても大きな失敗はしないです。

 

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相手が振り飛車の場合

相手が振り飛車で来た場合、こちらの囲いがカニ囲いではいけません。下の図のように金銀を配置します。これも金銀三枚で配置します。

この形は、飛車に横から攻め込まれたとき、金銀三枚が分厚い壁の役割をしています。最低限の守りでは金一枚でしたが、金銀三枚あるとかなり守備力が上がった気がしませんか?

舟囲い

これに他の駒を足したのが下の図です。

舟囲いという名前がついています。前回記事の最低限の守り方からすると、玉の隣にいる駒は金ではなく銀ですが、これで十分です。これで相当横からの攻めに強いんです。

例えば先ほどのカニ囲いと比較してみると歴然としています。

カニ囲いの弱点

下の図を見ていただくと分かりますが、カニ囲いにしたあと、相手に飛車で横から攻められた図です。

まったく金銀が壁になっていません。特に角の横の金は、守りの役に立っていないのが分かると思います。こうなると金が王様を見捨てた形です。

 

舟囲いの弱点

裏を返すと舟囲いを対居飛車に用いた場合にも当てはまります。下の図は、舟囲いにして相手に上部から攻められた図です。

飛車の圧力を受け止めているのは王様です。王様一枚が守っている状態であり、王様の左下の金は何の役にも立っていません。

まとめ

以上、最低限の守り方から、基本の守り方について書いてきましたが、最低限の守りを間違えてしまうと、その先にある金銀の配置まで間違えてしまうということです。

相手の飛車の位置を見て、まずは前回記事、最低限の守り方で紹介した金一枚の配置を決めます。その後、カニ囲いや舟囲いに進展させていきます。

最低限の守り方では金一枚でしたが、今回紹介したカニ囲いや舟囲いは、金銀三枚で守ります。

たった2枚の駒が余分に配置されるだけで、1枚と比べたら強力な守備力を発揮します。

最低限の守り方かでは守り切れないという悩みを抱えている方、ぜひ金銀三枚の基本の守りを試して見てください。

武運をお祈りいたします。

 

あなたの将棋ライフが楽しく実りあるものでありますように!(*^_^*)!

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