中飛車や升田式石田流を得意戦法にする人におすすめな囲いは銀美濃囲い!



振り飛車の美濃囲い

今回は、前回記事の『振り飛車を指すなら守備力抜群の美濃囲いから覚えるべし!』で紹介しきれなかった美濃囲いについて書いています。

「振り飛車には美濃囲い」は定番ですが、その美濃囲いにも、少し毛並みの異なる美濃囲いがあることをご存じでしょうか?

あまりテレビ対局では表れませんが、町の将棋道場などではよく出てくる美濃囲いです。今回はそんな覚えておくと役に立つ美濃囲いを紹介します。

 

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金と銀2枚の美濃囲いとは?

これまで紹介した美濃囲いは、下図のように金が2枚と銀が1枚で作られた美濃囲いでした。普通美濃囲いとしてテレビ対局とかで見るのはこちらの囲いです。

この美濃囲いは十分堅いです。しかし、採用する戦法によっては、金を飛車の近くで使いたいという場合もあります。そんなときに現れるのが下図の美濃囲いです。

王様の守りは金銀3枚というのは将棋のセオリーでもあります。すると金を使わない代わりに銀を使うということになります。この美濃囲いは銀美濃囲いと呼ばれます。

上図のように銀が縦に二枚ならんだ美濃囲いは柔軟性と堅さを備えていて優秀です。

この囲いはかなり堅いです。銀が縦に二枚並ぶ形は理想形と呼ばれます。銀がお互いの弱点である横をカバーするからです。

銀美濃囲いの使いどころ

銀美濃囲いには、下図のようなケースからなりやすいです。

銀が中央に出てから王様の守備に引き付けるような形ですね。

この形は、中飛車や升田式石田流などで金が左右に分かれて配置された時に現れます。

中飛車の場合、金が素直に王様の守備につくには飛車が邪魔します。なので銀の方が王様の守備に引き付けやすいということが生じます。

また升田式石田流の場合、金を王様の守備に持っていくと、かえって陣形に隙ができてしまい、相手に角を打ち込まれたりしてしまいます。

 

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銀美濃囲いから銀冠へ

上図の銀美濃囲いから銀冠に進展したら下図のようになります。

この形は、すごくコンパクトにまとまっており姿が美しく、個人的に大好きです。

美濃囲いの端の弱点も緩和していますので終盤は強い戦いができます。

銀冠から穴熊へ

この銀冠の良さは、ここから穴熊にも変化できるところです。

下図が穴熊に変化した形です。

このように銀冠から変化した穴熊にする場合は、双方長期戦で、手がなくなった時に生じやすいです。

ゆっくりと香車を上げて、王様を潜って、銀を引くという形で完成させます。

通常の穴熊に組むよりも、隙がなく組むことができるのも良いところです。

 

まとめ

今回銀美濃囲いについて書いてきました。実際に銀美濃囲いに組むのは、採用した戦法が何なのかにより変わってきます。

中飛車や升田式石田流などの、金を飛車側の守備に置く戦法を得意にしている方は役に立つ場合があると思います。

特に中飛車や升田式石田流で、急戦調の将棋にしたかったけれど、相手に隙がなく戦いにならなかったっていう場合に現れやすいです。

急遽作戦を急戦から持久戦に変更となったときにより強固な囲いを目指す場合に有効です。

王様の守りは金銀3枚と言われますが急戦を仕掛けた場合は王様の守りは金銀2枚の場合が多いので、そこに銀を寄せて金銀3枚の銀美濃囲いにするという流れです。

 

中飛車や升田式石田流で持久戦になった場合の囲いをお探しの方はぜひ銀美濃囲いを試してみてはいかがでしょうか。

 

あなたの将棋ライフが楽しく実りあるものでありますように!(*^_^*)!

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