ゴルフのイップスを知ると、ゴルフがメンタルの影響を受けやすいことが良く分かる。



ゴルフはメンタルのゲーム

ゴルフはメンタルなゲームです。でもそのメンタルをどうしていけばいいのか?そもそもメンタルがどう影響しているのか、気づくこともないかもしれません。

今回イップスの件を取り上げました。最もゴルフがメンタルのゲームであると考えさせられる話です。

 

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中部銀次郎さんの本

中部銀次郎さんの本は、いろいろなことを学ばせてくれます。ゴルフのことを書いているのに、まるでゴルフ以外のことを話しているように感じるのが不思議です。

それだけ、ゴルフを哲学として捉えている面が大きいのかなって感じます。その中部さんの下記の本の中で、このような記事があります。

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感想(1件)

オフィシャルハンディキャップ8の人が、中部銀次郎さんに質問する場面があります。

「実は、イップス病にかかっちゃいましてね。なんとか直す方法はないでしょうか」

『もっと深く、もっと楽しく』 p291から引用

 

イップスとは?

イップスと聞いて、ゴルフを始めたばかりの人は知らないかもしれません。

スライスやフック、トップやダフリなど、ゴルフのミスはたくさんあります。これらは、体の動かし方、クラブの動かし方などの物理的な直し方があります。

一方で、まったく異質の、心に作用するミス、ミスと言うよりも、病と言う方が合っているのかわかりませんが、それがイップスです。

中部さんはイップスに対して下記のように書いています。

イップス病とは、いわばゴルフが心理的要素で左右されていることを示す、象徴的な例であろう。この一種の一過性神経症に見舞われると、わずか1メートルのパッティングができなくなるらしい。

『もっと深く、もっと楽しく』 p291から引用

 

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イップスになると具体的にどうなるか?

実際にイップスになった人がどのようにイップスを表現しているか?下記のように書いています。

「自分じゃあ、体に力入っているかどうかも分からないんです。ただひたすら怖い。手が動かない。そうすると、こんなに長く時間をかけて人はどう思うか ー なんてこともチラッと頭をかすめるでしょう。で、無理やりにボールを打つと、1メートルのパットがカップをかすめて3メートルも、4メートルも転がってっちゃうんですよ」

『もっと深く、もっと楽しく』 p294から引用

ひたすら怖いと思う反面、周囲の人にどう思われるのかを気にしています。

いろいろ会話をする中で中部さんは次のように分析しました。

『だとすると、やはり彼は『はずしちゃいけない』という意識が強く働いた時、のろわしい状態に陥るのであろう。』

『もっと深く、もっと楽しく』 p295から引用

 

イップスのイメージ

『はずしてはいけない』という思いが強くなりすぎると、どうしてイップスになるのでしょうか?

これを知るのに簡単なテストがあります。

自宅で1メートルのパットを練習するとします。そこで10球連続でカップインしないと終われないというメニューをやります。

この時、1球目は簡単です。5球くらいまでは結構すいすい行くんですが、7球目あたりから怪しくなっていきます。10球目は、かなりつらいです。

人によって個人差はあるかもしれませんが、1球目と10球目の難易度の差は大きいです。

連続でカップインする球数も10球ではなく、20球、30球と多くしていくと、難易度はぐっと上がると思います。

ボールを転がす状況は何も変わっていません。むしろ転がす経験値は増えているのですから、動作自体はどんどんやりやすくなっているはずです。

しかし、難しい。

その原因はやはり心理面しか考えられません。

イップスの正体

人によっては、10球でつらい人、30球でつらい人っていると思います。実戦でイップスにかかって手が動かなくなってしまうって人は、おそらく10球目のパットや30球目のパットのようなプレッシャーがかかっているんだと思います。

中部さんは、イップスにかかりやすい人についても下記のように書いています。

イップス病とまではいかないまでも、パッティングでしびれるタイプのゴルファーは、どちらかといえば実生活できまじめな人が多い。ゴルフでいうなら、練習熱心で”追求型”である。理想主義者、あるいは完全主義者だといっていい。裏返して考えるなら、懐疑主義者であるといえるだろう。

『もっと深く、もっと楽しく』 p296から引用

 

まじめな人ほど、連続カップイン数を多く設定している感じがします。極端なことを言えば100球連続とか。

普段練習しているかどうかに関わらず、本番においては、この100球目にかかるプレッシャーが一気にかかってくるのではないでしょうか?

これはすさまじいです。

1メートルのパットを沈めるということに100%を求めるならば、きっとそうなるでしょう。これがイップスの正体なのではないかなって思います。

 

まとめ

イップスについて書きました。ゴルフが心理的側面の影響を大きく受けるということを物語っています。

イップスにかかるメカニズムを考えることは、人生全般にも役にたつことだと思います。

中部さんの本は、そういうことを考えさせてくれる本です。

ゴルフにとどまらず、いろいろなことに通じるような、そういう学びや気づきを与えてくれるから好きです。

今回は、イップスがどんなもので、その正体は何なのか?ってことについて書きました。

その解決の糸口になるのでは?と思うことについて、次回に送りたいと思います。

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