イップスを治す糸口を探していて思う人生全般に通じる禅の教え



イップスが生じる理由

イップスはどうにもできないことをどうにかしようと自分に強いるから生じるのではないか?そう考えると、とてもしっくりくるということに感動しました。

 

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1メートルのパットは決めて当然か?

1メートルのパットが残った。これは入れて当然。入れられないと恥だ。そう考えているとしたら、本当に1メートルは入って当然なのか、考える必要があると思います。

私は元々、パットが得意ではありません。

なので、1メートルのパットが残ったとしても確実に決められるとは思っていません。これは上りの1メートルであってもです。

上達するにつれて、1メートルのパットは、100ヤード先からグリーンにショートアイアンで乗せることよりも簡単に思えてきます。

また、1メートルのパットは、30ヤードのグリーン近くにボールがあった場合、ピンから1メートルに寄せるよりも簡単だと思えてきます。

なので、ピンから1メートルの範囲にボールが寄ると、もはや入った気になるような気の早い人もいるかもしれません。

しかし、1メートルの距離は沈めるのが当たり前かと言われれば、違うと思います。

1メートルのパットの難しさ

1メートルのパットは、入らなかったときにかなりショックを受けます。何となく裏切られたような気持になりませんか?まさか入らないはずはないのにどうして?今まで簡単に入ってきたじゃないか?

こうやって自分を責めます。

1メートルのパットの難しさというのは、むしろ外れた後のことを考えるから起こります。

外したあと、自分をどこまでも際限なく追い詰めます。

こうなると、今まで何でもなかった他のショットにも影響が出てきます。

でも客観的に自分の立場に立ってみれば、攻められる筋合いではないのです。

だって、100%入ると保証された距離じゃないのですから。

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1メートルのパットをどうとらえるか?

1メートルのパットをどう捉えたらいいのか?この問いについて考えてみました。

私はある時、禅に興味を持ちました。それ以来禅の本は何冊か読んでいます。

その中に、『心配事の9割は起こらない』という本があります。

心配事の9割は起こらない 減らす、手放す、忘れるーー禅の教え (知的生きかた文庫) [ 枡野 俊明 ]

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感想(0件)

この本の中に、ぴったりだなって思うことが書いてありました。

引用します。

全力で生きていると、どうにもならないことにも果敢に挑み、なんとしてでもどうにかしたい、しなければいけない、と考えがちになりませんか?しかし、どうにもならないことは、やはり、どうにもならないのです。全力を傾けても、全霊で取り組んでも、そのことは変わりません。それをどうにかしようとするから、しんどくなったり、苦しくなったりするのです。私たちの命ひとつをとっても、どうにもならないことだらけでしょう。たとえば、心臓の鼓動を自分で止められますか?心臓は勝手に動いてくれていて、自分ではどうすることもできないのです。つまり、命そのものさえ自分の手が及ばないもの、どうにもならないもので成り立っているのです。

p30から引用

この文章から分かるのは、今まさに1メートルのパットを入れようとしているときの心境は、この、なんとしてでもどうにかしたい、しなければならないって気持ちとそっくりだということです。

そのようにいつも考えていると、しんどくなったり苦しくなったりするのだと言います。この思いが幾重にも重なり、やがてイップスを招いてしまうということなのではないかと思うのです。

イップスを治す禅のヒント

禅はどうやってそのような苦しみから解放してくれるのか?その答えが、根本にあるものの捉え方にあるのだと教えてくれます。

心臓の鼓動ですら自分の意思で止めることができない。まして、1メートルのパットが必ず入るようにすることなどできるのか?

1メートルのパットを必ず入れることができる、と思うことから、苦しみの入り口に立っているのだということです。

まずは1メートルが必ず入るものではないのだということを骨の髄まで染み込ませることが、解決の糸口なのではないでしょうか。

禅の教えをパットに応用する

この本では、心を向けるべきは、自分の力ではどうにもならないものではなく、自分の力でどうにかなることの方だと説きます。

1メートルのパットを打つとき、自分の力でどうにかなるものもあるはずです。それが何なのかは技術的なラインの読み方だったり、ボールを拭いたりすることだったりいろいろだと思います。

そういうことをしっかりやり、やるべきことを為したあとは、『人事を尽くして天命を待つ』の如く、結果は潔く受け入れるということなのではないでしょうか。

まとめ

イップスはゴルフにおける病として、かかったらゴルフが楽しくなくなってしまうくらいに厄介です。

でもイップスから学ぶことは、ゴルフのみならず、人生一般に通じることが多いように思います。

禅の教えが素晴らしいのは、心を豊かにしてくれるところです。

考え方一つで、目の前のことが天国にもなり、地獄にもなる。

そう思えば、このコロナウィルス下において、ゴルフができることだけでも幸せであることに気づけば、イップスであることすら愛おしく感じることができるのではないでしょうか。

 

あなたのゴルフライフが楽しく実りあるものでありますように!(*^_^*)!

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