藤井聡太五段対羽生永世7冠の注目の初公式戦。羽生7冠、雁木で応戦するも、難局を制したのは藤井五段!



天下注視の大一番!

2018年2月17日に朝日杯将棋オープン戦での藤井聡太五段と羽生善治永世7冠との対局です。この対局は、双方にとって公式戦初の対局となり、若獅子が棋界の巨人にどう挑むか、という点でとても注目度が高いです。

藤井五段の年齢は将棋界最年少の15歳、羽生永世7冠の年齢は47歳で、その差32歳差です。この羽生永世7冠との対局に119手で勝利した藤井五段は、決勝で、広瀬章人八段に勝利して、第11回朝日杯オープン戦で優勝を飾りました。
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この優勝で更新された記録

藤井五段は、今月1日に五段に昇級を決めて中学生で初めての五段になったばかりでしたが、この棋戦での優勝によりわずか半月で六段に昇段しました。

この昇段のスピードは、ひふみんの愛称で有名な、加藤一二三さんが最も早く、昭和131年に16歳3カ月でなったのが最年少記録でしたが、藤井五段の昇段スピードはこれよりも、9か月も早く六段になりました。記録更新は62年ぶりとなります。

ちなみに、谷川浩司さんは17歳11カ月、羽生永世7冠は19歳ちょうどで六段に昇段しました。

中学生の棋戦優勝は今回が初めてで、棋戦初優勝の記録は、やはりひふみんこと加藤一二三さんが六・五・四段戦で昭和30年に達成した15歳10カ月の記録でした。この記録を63年ぶりに塗り替えました。

藤井六段のコメントは、 

”参加棋戦の優勝という大きな結果を残せたことは自信になった”と喜び、

”まだまだ足りないところが多いが、こうして優勝できたことを励みにさらに進んでいきたい。”

と話しました。

さて、対局の内容ですが、藤井五段の先手、羽生永世7冠の後手となり、戦型は先手角換わりに対し後手雁木模様で始まりました。この将棋の面白いと思ったところは、先手の藤井五段の囲いの形が矢倉に対し、後手羽生永世7冠の形が江戸時代から蘇った最新版の雁木である点です。

現代に蘇る雁木!

棋譜はこのように進んでいき、普通に考えると、角換わりかなって思ったのですが・・・。


▲2六歩 △8四歩 ▲7六歩 △3二金 ▲7八金 △8五歩
▲7七角 △3四歩 ▲6八銀 


 


この局面から、後手は、角道を止めて雁木に組み上げます。

△4四歩 ▲4八銀 △6二銀▲4六歩 △6四歩 ▲4七銀 △6三銀 ▲5六銀 △5四銀
▲6九玉 △4二銀 ▲7九玉 △5二金 ▲2五歩 △3三角▲3六歩 △4三銀上  



いかがでしょうか?この局面から、一体どんな攻防が繰り広げられるか、次回に続きま~す。

チャオ!

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