藤井聡太五段、広瀬八段に勝つ!もっと騒がれてもいい勝利。やっぱり天才藤井聡太の自陣角はかっこいい!



広瀬八段に勝ったことはもっと騒がれていいッ!

2018年2月17日朝日杯将棋オープン戦での藤井聡太五段が優勝したことが大きく報道されており、その中でも羽生永世7冠との公式戦を初めて戦い、藤井五段が勝利したことは、大きく注目されたニュースであったと思います。

その陰にかくれてか、決勝で、広瀬章人八段を破ったことは比較的大きくはないかなという印象です。しかし、広瀬八段も棋界のトップランナーの一人です。この一局に勝利したことはもっと騒がれていいことだと個人的に思っています。

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広瀬八段は振り飛車穴熊の大家!でも今は居飛車党。

広瀬八段といえば振り飛車穴熊の大家として有名です。本も出しています。

書籍 

これまでの振り飛車穴熊に独特の感性をまじえて高い勝率を誇っていました。NHK3チャンネルの日曜朝の将棋番組で、振り飛車穴熊の講座の講師をされていたことを思い出します。

その広瀬八段も最近はずっと居飛車を指しているようです。今回の藤井五段との一戦も相居飛車でした。戦型は、先手藤井五段で角換わりの将棋でした。先手は腰掛け銀で後手は最初74歩から早繰銀か?と思ったのですが、腰掛け銀でした。

早速ですが、棋譜に行きましょう(^◇^)

初手から21手目までの局面です。これまでの棋譜を参考までに。

▲2六歩 △8四歩 ▲7六歩 △8五歩 ▲7七角 △3四歩▲7八銀 △3二金

▲4八銀 △7七角成 ▲同 銀 △2二銀▲4六歩 △6二銀 ▲4七銀 △4二玉

▲3六歩 △7四歩▲7八金 △3三銀 ▲5六銀。

ここから後手も腰掛け銀に進めていきます。

△6四歩 ▲3七桂 △7三桂▲6八玉 △6三銀 ▲4八金 △8一飛 ▲2九飛

△6二金▲6六歩 △5四銀 ▲9六歩 △9四歩 ▲1六歩 △1四歩▲7九玉

△4四歩 

この局面を見ると、玉の位置と飛車先の歩の位置の違いだけで、他は全く同形です。一昔前の相腰掛け銀の将棋は、先手で言えば▲47金と▲28飛車の組み合わせが主流だったと思います。今のを見ると、金も飛車も一段下にさがっています。個人的な好みで言うと金はなるべく下に居る方が好みなので、現在の形の方が好きです。

後手、飛車を転回して逆襲を狙う!

▲4五歩 △5二玉 ▲2五桂 △2四銀▲4四歩 △4一飛

この手順を見て、後手は先手の攻めを誘ったのだろうかって思いました。▲45歩と仕掛けるならここからっていうところから仕掛けていきましたが、ひらりと玉を△52玉と戻りました。

この手を見て、振り飛車でいうところの、”歩のぶつかったところに飛車を回れ”という格言を地で行くように飛車を転回してくる準備かなって思いました。しかし、このタイミングで25桂馬と跳ねたのが絶妙だと思いました。

そう思った理由は、この瞬間△42銀と玉の近くに銀を引くと、飛車の転回を邪魔する形になってしまうからです。△24銀と上がってかわしたのは意外でした。△22銀と引いてから24歩を狙うのかな、あるいは、31銀から銀を中央に使っていくのかなって思いました。

ともあれ先手は▲44歩と取りこみます。はたして後手は△41飛車と転回してきました。ここから先手藤井五段はどのように指すのか。逆襲されてしまうとたいへんです。

続きは次回に。チャオ!

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