藤井聡太五段、広瀬八段に勝つ!もっと騒がれてもいい勝利。やっぱり天才藤井聡太の自陣角はかっこいい!中編



攻めを逆用?飛車を走られては・・・

前回の局面を再掲載します。飛車が転回して来た局面です。こうなってみると、何となく後手は先手の攻めを誘った感じに思えます。このまま△44飛車と走られると、▲45歩とは止められなくなり、▲47歩と受けるのでは攻めに自分から行った手前先手としてはおもしろくありません。うーん困った?って見ていると・・・

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意表をついた桂頭攻め!飛車走りにかける後手!

▲7五歩 △同 歩 ▲7四歩

この桂頭攻めは唸りました。普通なら△63銀と引くところかと思います。さすがに△63金や△63玉は怖くてさせないと思います。角換わりの戦型では、お互いに強力な大駒のひとつである角を手持ちにしているので、不用意な手は自重したいところです。

この手も、飛車が△81に居る段階では△84飛車と浮かれて受かってしまいます。なので、飛車の転回を見ての桂頭攻めは機敏な手だと思いました。なぜ△63銀とひかなかったのか?

これは、後手が△44飛車と出たときに、先手から▲45歩と打たれて簡単に受かってしまわないようにしたためだと思います。銀が△54に居れば同銀と取ることができます。

逆に、後手としては、桂馬を取られても、飛車を走ることができれば成算がある、と考えていると感じました。

銀は引く手に攻守あり!

△4四飛▲4七銀 △4一飛 ▲6七角

果たして後手は△44飛車と走りました。ここで、先手は歩切れです。歩がなくては48の金取りをどう防いだらよいのか?って見ていましたら、”▲47銀”でした。「銀は引く手に好手あり」との格言どおり、全く私は思い浮かびませんでした。

しかしもう一つこの銀引きを見た時、ふと、55桂馬と打たれたらどうするのかなって思いました。「桂馬なんて持ってないでしょ。」って言われそうですが、▲25桂馬が落ちています。私なりに一例を考えてみました。

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藤井五段=自陣角!この手を見た瞬間鳥肌がたった!

▲47銀以下:△25銀▲73歩成(ここで▲25同歩と取ると大変)△同金▲25歩△55桂▲26角(▲25同歩の効果)△45飛車▲44桂△63玉▲46銀打ち

でどうでしょうか?この後、飛車を△25に逃げても、ゆっくり32桂成と金を取っておいてよいのではないでしょうか。あとで機を見て▲53角成△同玉▲25飛車と飛車を素抜く手も狙いになります。

後手は飛車を△41飛車と深く引きました。ここで先手の指し手は何かなって見ていましたら・・・

さらにもっと驚きました。鳥肌が立ちました。またしても自陣角。”▲67角”でした。もう私の中で、藤井聡太=自陣角 の公式ができつつあります。自陣角最高ーー。

続きは次回に!

チャオ!!

 

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