藤井聡太五段、広瀬八段に勝つ!もっと騒がれてもいい勝利。やっぱり天才藤井聡太の自陣角はかっこいい!後編2



せばまる飛車包囲網!

前回の局面を再掲載します。


ここから飛車がどうなるか?この点に注目がされるところです。

さて、棋譜の続きです。

▲5三金 △8一角 ▲5四金 △同 角


▲53金で銀取りをかけた局面です。この局面で、後手は△81角と打ちましたが、ここで、仮に△43金としたらどうなったのか?そんな疑問が湧きました。私なりに考えてみました。

△43金▲同金△同銀▲46金。こうなると飛車が詰みます。では▲同金に対し△同飛車とするとどうでしょうか?

△43金▲同金△同飛車▲44金。これで飛車銀両取りがかかります。飛車を逃げて銀を取ったあと、桂馬の効きを活かして▲64金が先手で残ります。こうなると▲53金に対して△43金はないと考えました。では▲53金に対し△43銀はどうでしょうか?

△43銀▲46歩。これで飛車が詰んでいます。・・・恐るべし。

ということで△81角。うん、納得です。で、▲54金と銀を取った手に対し、当然の同角。ここで持ち駒は歩と銀一枚ずつです。手が続くのかしらって見ていました。
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せばまる玉包囲網!

▲5三銀 △8一角▲6四銀成△8三玉


ここで先手▲53銀と打ちましたが。この手は次に▲64銀成の王手角取りを狙っているのと、▲44銀成と飛車角両取りも狙っています。

因みに、偶然にも44銀成とできて飛車角両取りがかかったとします。この時、飛車は△55飛車と逃げます。そこで飛車が逃げたので角を取ろうと▲54成銀とすると、先手▲同飛車です。

普通の手順のようですが、後手が△55飛車と逃げたあと、すぐに▲54成銀と角を取るのではなく、▲46銀としてあくまでも飛車を取りにいくのがいいと思います。蛇足でした。

そんな手が実現するほど甘くはないと思いますが、もし万一にも実現したら、ただ単に取る以上に有利を拡大する手はないか?と自分を戒めるためにも思っていたことを記しました。

さて、狙われている角を遠ーくに逃げておきます。そのあと▲64銀成と王手をして、今度は玉の包囲網をせばめていきます。後手は△83玉と逃げます。

深謀遠慮の飛車まわり

▲7四歩 △6二金 ▲4九飛


▲74歩と打ってと金づくりを見せます。後手はそれは許せないので金駒を打って△62金と守ります。本来、歩が効けば△72歩と受けられるのですが、持ち駒の金を手放さなくてはならずつらいところです。

ここでまたもや不可解な手が出てきます。▲49飛車です。これはいったい何なんでしょうか?

もし飛車が▲29飛車のままであったら、

△47飛車成▲同金△38角

となってしまい、大損害をうけてしまうからだと思います。しかし、この手順は、ずっとこれまであったのです。あの全くスピード感を感じられなかった先手▲52金打ちの局面からこの手順はあったのです。

なので、きっと私の知らない、飛車を渡さずに先手に大損害を与える手があったのではないか?と。残念ですが私の力では及びません。(-_-;)
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攻めるは守るなり!

△4一飛▲8六銀 △5五歩 ▲7七桂 △5六歩 ▲6五桂 △6一桂


△41飛車と深く引きました。この手は、飛車の当たりを避けたことと、△81の角の効き筋を通した手に私には思えました。ここで、▲86銀と守り駒を攻め駒にかりだしていく手が持ち駒のない先手にとって攻め駒を増やす手段。

後手は、△55歩と根元の桂馬を取りに行きます。潔く桂馬を取らせる間に、もう一枚守り駒から攻め駒にかりだします。▲77桂です。56の桂馬を取らせている間に、▲65桂馬と最前線、しかも急所に跳ね出していきます。

この手を後手は放置できないので、△61桂と受けます。後手はせっかく桂馬を取りましたが、自陣の守りに使用して、攻めの手に使うことができません。これぞ”攻めるは守るなり”です。

あと、▲49飛車の飛車まわりの意味がわからなかったのですが、この局面を見ていて、銀が動いたあとの金に紐を付けたのではないだろうか?と思えてきました。そうなると、あの▲49飛車は終盤で攻めを途切れさせないためのまさしく深謀遠慮の一手であったのでは・・・。

あいかわらず先手の持ち駒は不足しています。果たして攻めは続くのでしょうか?

続きは次回に!

チャオ!!

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