藤井聡太五段、広瀬八段に勝つ!もっと騒がれてもいい勝利。やっぱり天才藤井聡太の自陣角はかっこいい!後編3



攻めるは守るなり。継続手やいかに?!

前回の局面を再掲載します。


後手が△61桂と受けた局面です。ここから持ち駒の少ない先手がどのように手をつなげていくかが注目されるところです。
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後手玉必死の守り。大駒3枚の活用!

▲5六銀 △3七角 ▲7三歩成 △同 桂 ▲同成銀 △同 金▲同桂成


▲56銀は歩を補充しながら敵玉めがけて進む味の良い一手に思えます。遊んでいた銀が働きはじめたというところでしょうか。すかさず、後手は△37角と金取りに打ちこみます。対して▲同金ですと、△49飛車成りで危険です。

この瞬間、▲73歩成りから清算します。この時に△37角は守りにも効かせていた意味があると思います。ただ、この成桂を同角成りと取るのか、それとも同玉ととるのか、迷うところだと思います。

仮に角を成り帰ると馬に変身して超守備に強い駒を引き付けられますが、馬を目標に攻められてしまうおそれもあります。はたして応手は・・・

 

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 妙手?!不思議な44桂打ち!これはいったい・・・

△同 玉 ▲4四桂


結果は同玉でした。やはり同角成とはひかない方がよかったみたいです。自分なら間違いなく引いていました(-_-;)。おそらくですが、

△73同角成▲74歩△同馬▲65銀・・・から攻めが続きます。

△74同馬を△19馬としたらすかさず▲73金打ち、とされてしまいます。端に△93玉と逃げると▲95歩からの端歩突きです。△92玉と逃げると▲84桂打△93玉▲72桂成で、次に端歩を突きです。いずれも”端玉には端歩”がとどめとなりそうです。

なので、▲73金打ちとされたら同馬と取るよりなく、せっかくの馬が取られてしまい、この後手玉の薄い状況で、角という大駒を渡したら一巻の終わりということで、同玉としたのではないか、と私は思います。

とにかくびっくりしたのは次の▲44桂です。これはいったい・・・・・

こういうの多すぎますって。「これはいったい」って私は何回おもったでしょうか?ってくらいびっくり仰天でした。だって、ただですよ。冷静になりましょう、とにかく冷静に。思わず金を逃げそうになりました。ってこの局面でまずは△44同飛車から考えてみます。

△44同飛車▲45歩△41飛車と逃げると▲37金で角が取れますね。なので、後手は角取りを受けなくてはならない、ということになりますよね・・・。
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凄まじい我慢。出来ぬ堪忍するが堪忍。

△2六角成 ▲3二桂成 △4三飛


△26角成と逃げたのは、納得です。しかしそのあと平然と▲32桂成とした手がまたびっくり?です。仮に△48飛車成としても▲同飛車△同馬のあと、▲43飛車の王手馬取りがかかります。また、△48馬と馬からいくと、▲41成桂△49馬の後、▲43飛車と王手馬取りがかかります。

どちらにしても王手馬取りがかかるので、△43飛車は仕方がないのですね。これ後手をもったら悔しいです。ほんとに”出来ぬ堪忍するが堪忍”を地で行く△43飛車に広瀬八段の凄みを感じます。

この局面は、先手玉には大駒がありません。後手玉は、大駒が3枚攻防に効いていて、簡単に寄りそうに思えません。この後先手はどのように攻めを継続していくのでしょうか?

続きは次回に!

チャオ!!

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